建物というのは、年月を経れば老朽化してきます。
また、かつて賑わっていた団地がいまはもう高齢者ばかりになっているけれど、エレベーターがないので不自由な生活になっている、ということも。
そんなときに大規模修繕で壊れている箇所を修理したり、新たな設備を取り入れたりするわけです。
しかしながら、大きく手を入れるが故に大規模修繕には多額の資金を必要とします。
そのために管理組合を設けて、管理費の中に修繕積立金を含めてコツコツと積み立てていくという方法が多くのマンションや団地でとられています。
ただ、その積立金もごくまれですが行っていないというところもあります。
また、ある調査によると積み立てをしているマンションの4割くらいが修繕積立金をやっていても大規模修繕をしたときに不足になるということがあるそうです。
これは今だけの問題ではなく、現在都心などでたくさん作られているタワーマンションではかなりの修繕費用が不足することが予想されています。
それを解決するためには自治体や住宅金融支援奇行などからの支援を受ける。
もしくは、猶予があるならば修繕積立金の増額をして備えるのが堅実です。